【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第28章 幸せな日常
柚「あぁ、実弥君がを泣かして
ソレにキレたら出来ちゃった型だよね?」
修行の成果はあったかな?と天元に問いかけた時に”あったんですが…ド派手に理不尽過ぎて。”と心底不服そうに語った天元を思い出す。
実「…………そう、それですよ。
言葉にすると、更に滑稽ですね。」
柚「あの話は……いやぁ…笑ったなぁ…。
いや、気の毒なんだけどさ…笑えたなぁ。」
実「いつもお人好ししてっから
…………ああなるんすよ。可哀想ですけどね。
流石に俺も申し訳ないと思いました。」
そんな取り留めの無い話をしながら夜はふけていく。____そんな何でもない時間。
実『(今日はよく喋るなぁ。柚樹さん。)』
実弥はまだ気が付かない。
柚『(…やっぱり、まだ結論は出ないかぁ。)』
柚樹が部屋に来たのは、避難などではない。
時折”何かを思い”苦しそうな顔をする実弥の気持ちを聞くためで、柚樹がわざわざ義慈から貰った欠片を持ってきたのも”自分達も兄弟だ”とこっそり教える為の口実だった。
柚『(実弥君が幸せになる条件はまだ揃って居ないもんね。……少しづつ、頑張ろうね。)』
いつか、この優しい子が心から幸せになりますように。
そんな優しい柚樹の心根は無意識のうちに実弥の中へと刷り込まれていくだろう。
柚樹もまた、支心流を背負う剣士なのだから。