【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第28章 幸せな日常
実「…難しいっすね…よくわかんねェ…。」
なんとなくは、実弥も理解をしている。
鬼が憎たらしい。全て殺し尽くしたい。
そんな想いで一人でいた時より、仲間と共にいる方が目に見えて強くなったのが何よりの証拠だ。
だからこそ、”玄弥はこのままにしていいのか”そんな事まで考える様になったが、まだ結論は出ない。
柚「頭で理解するものじゃないから良いんだよ。
大丈夫さ、の隣に居れば
自然とそれを教えてくれるから。」
実弥もここまで変わったのだ。勝てもしない童磨に無計画に突っ込もうとしたあの頃より彼はだいぶ、最善というものを見極められるようになった。
それもきっとのお陰だ、と柚樹は笑う。
柚「とっても優秀な愛弟子だろ?
君の師範は人を良い方へ変えるのが随分と
上手だから、何の心配も要らないさ。」
だから大丈夫、このままと共にいればこの子も変われる。そんな事を想い実弥に微笑みかけた柚樹一瞬見た後、実弥は照れ隠しのように呟いた。
実「俺は………いつか勝ちたいんですけどねェ。」
柚「ふふっ、そこは…多分…みんな思ってるよ。
ある意味あの強さは純粋に憧れるよねぇ。」
共に。とは言いつつも、そこは男としていつかはに勝ってみたい。
あのデタラメな強さは単純に憧れるんだ。と目を輝かせた柚樹を実弥は意外そうに見やる。