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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第28章 幸せな日常





実「………けど…そうですね。俺もに
会ってから…、剣を振る目的が変わりました。
……何となく最近やっとソレが分かったんです。」



”鬼滅”の心は変わらずとも、のおかげで実弥の心も変化していた。

自分が死にそうになればきっとは自分が死んででも自分の事を助けるだろう。

それは実弥だけの話ではなく、はそういう人間なのだ。ソレを思うと、”命を顧みず”そんな思考は捨てなくてはいけないと反面教師の様にそう思う様になっていた。

なにも死ぬつもりは無いが、家族や仲間の為なら。

そんな考え方をに置き換えて考えてみると、背が震えるほど恐ろしい事だと分かった。


だが、実際どうしたら良いのかはまだ分からないのだろう。言葉を紡いで口を1文字に結んだ実弥に柚樹は優しく語りかける。



柚「恨みの刃はたしかに強いけれど
酷く脆いものだから…。それはいい成長だね。」


恨みの刃は確かに強い。命を顧みない覚悟はその一瞬とんでもない力になる。

しかし、何かがきっかけでソレがポキリと折れた時、背には誰も残らず残るのは絶望のみ。



柚「…僕や義慈はいつもお互いが横にいたから
見失わないでここまで来れたけど…。
誰かが横に居ないと人間は簡単に死んでしまうから…怖いものだよね…どんなに強い人でも
きっとそれには耐えられないんだろうな。」



誰かの為に。そして、共に背を預けて。
そんな思考は恨みの刃と同等の力を持つ。

そう考える柚樹は優しくそれを説いたが、実弥は__ゴロン。と仰向けになり目を隠して呟いた。


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