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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第28章 幸せな日常





今となってはのあの無機質な真顔の理由も柚樹には分かるようになっていた。


柚「いい感情を出すことは出来ても
悪い感情は…出すと周りは不快になる。
ずっとそんな風に思っていたのかもね…。
いつも、そういう時は無表情だった。」


初めて会ってからの2ヶ月、度々見かけたあの真顔はきっとそういう事なのだろうと柚樹は理由を着けた。___嬉しい、楽しい。そんな感情は素直に表してくれるのがその理屈へたどり着いた確信だ。

詰まるところ、”人を不快にさせたくない。”という気持ちが、あまりにも強すぎたのだろう。



柚「怒った時もそうだ。形式的に
怒った顔はしてるんだけど顔色はそのまま。
この子、本当に怒ってるのかな?って
毎度毎度、2人で首を傾げてたんだよ。」


義慈も同じ様に頭を悩ませていたが、徐々に理解をしてどんどんと言う少女の不器用な優しさに魅了されていった。



柚「その癖になんでか照れた時と楽しい時は
素直に顔色が分かるもんだから…
それが何とも魅力的に見えてねぇ……。」


まるでご褒美のように、良い感情はこれでもかと伝えてくれる様子に柚樹は毎度、心を揺らしていた。


柚「あとあれだ、こういう時はこういう顔。
そんな風に決めてる節もあったねぇ……。」


次々に出てくる少し前の。

1、2年の話のはずなのに成長の速度が目まぐるしくて柚樹には随分昔の事のように思えるのだろう。

なんとも幸せそうに口をクルクル回す柚樹の様子に実弥は思わず吹き出すように笑った。

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