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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第27章 不安と過去とそれから未来





「空手…だよね…本読んでみようかな。」

少女はもっとその武術のことが知りたくて、それについての本を読むと、まるで先生の様に教えてくれる本と言う存在をとても気に入った。

それから、その他の沢山の本を読むようになった。

貸してもらったり、廃品回収の日にこっそり持ち帰ったりして色んな楽しいことや、知識を学んで
ほんの少しだけ毎日が楽しくなった気がした。

そして、彼女の1番の楽しみは週に1度訪れる。





『おお、何だお前空手なんて始めたのか。』

「あのね、私、勉強も1番!運動も1番なの!!
誰にも負けたこと無いんだよ!すごい?」



ずっと、褒めて欲しかった。

こんな自分でも結果だけは1番で、こんなにみすぼらしいけれど、誰よりもそれは優秀何だって認めて欲しかった。

そして、この男にはそれを言っても良いんだとそんな風に思って懐いた犬のようにいつも尻尾を振っていた。


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