【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第27章 不安と過去とそれから未来
『何が地獄なんだ…の事も今は大切に思えるほど余裕も出来た……仲間もできたアイツも身体を売らなくていい。幸せじゃないか。』
夫婦揃って薬の売人をした結果、金をたらふくせしめ、子供を育てても余裕がある。
2人それをただ幸福だと思っていましたが
そんなことは長くは続きませんせんでした。
『………ふふっ、ただいまぁ~。』
『おお、ここかお前の家は…よぉ、旦那さん。』
ある日の事、見知らぬガラの悪い男性数名と寄り添いながら帰宅した妻は明らかに様子がおかしかった。
『…誰だお前らは…。…薬…打ってるのか?』
その日から夫婦の”地獄”は始まった。
何時ものように薬を売った妻は買い取った男達に巻き込まれ薬を打たれた。即効性があり依存性の高いソレは彼女の身体の奥底まで染み渡る。
数名の男と帰宅してすぐ、その男達と狂ったように身体を重ね旦那はソレを唖然と見つめていた。
目の前の淫らな女は誰なのか、そんな事をぼんやりと考えながら何も出来ずに男はソレを傍観した。
そして、散々乱暴に遊ばれ乱れた妻は捨てられるように置き去りにされ男達は満足気に帰っていった。
『ごめんなさい……ごめんなさい………。』
正気に戻った女は記憶はある様でひたすら謝罪を繰り返す。きっと本意では無かったのだろう。
『お前の……せいじゃねぇ……。』
旦那はそんな妻に苦しそうにそう呟いた。
目の前で犯される妻を唖然と見つめるしか出来なかった自分に妻を攻める資格はない。そしてこうなった原因も自分が招いた事だ。
そんな風に思った男の目に”売り物”が映った。