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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第27章 不安と過去とそれから未来






「じゃあ、そうだなぁ…何処から話そうか。」



柔らかく頭に響く不思議な声に耳を傾ける。

淡々と、それでいて優しく言葉は続いた。




「せっかくだし…物語りみたいにしようかなぁ。
前半部分は……7歳以降に聞いた話だから
ちょっと曖昧だけど…。流石に赤ちゃんの時の
記憶は私には無いからねぇ。そこはおまけして?」




茶化すようにそう言ったあと、は目を伏せて幸せそうに話し出した。



「ある所に…1人の女性が居ました。」



いい話では無いし、悲劇のヒロインなんて絶対になりたくないから誰にも話さなかった。

それでも皆が知りたいと求めてくれるのなら自分の過去にも価値があるようなそんな気がする。

はそんな事を想いながら物語の様に自分のこの世界に来るまでをゆっくりと紡いだ。




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