【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第9章 その少女、嫌われる恐怖を知る
義『お前の呼吸、
壱ノ型しか見てねぇが物凄い威力だ。』
「ありがとうございます!!!」
義『呼吸は印象や心象が大きく関わってくる。
恐らくお前の輪廻という呼吸は慈悲の心や
優しさからの心象で作られたもんだろう。』
だから、お前の優しいところは
変わるべき部分ではねぇんだぞ。
そう言われて 少しだけほっとした。
「けれど、呼吸は気迫とかその類の幻像…
何ですよね?」
効果、効能って付属するもの何ですか??
は首を傾げた。
義『それなんだよなぁ…。
お前のは明らかに普通の呼吸じゃない。
その点に、関しては探っていくしかない。』
はそれを聞き、うーんやっぱりですか。
と頭を抱えた。
義『けど、単に型を作るだけなら突破口はある。』
「ほんとですか!」
義『条件は恐らく、何かを思う気持ち。』
「…気持ち。気合い的な、感じ…ですか?」
義『違げぇよ!誰かの事を思ってみろ。
そいつに対してどうしてやりたいか考えろって
ことだよ!!!』
それを、聞いては面食らった顔をした。
「…そっか、初めて呼吸を使えた時
私は手鬼を可哀想だと思って、
それを助けたいって思ってた…。」
けれど、鬼は斬らなければならない。
救われるとすると鬼の牢獄から解き放って
来世に送ってやる事しか出来ない。
いつもそんな事を思いながら
私は鬼を切っていた……。
義『…だから、輪廻の呼吸なんだろうよ。』
憶測でしかねぇえどなぁ。
と言うと、茶入れてくる。と、
屋敷の奥へ向かって行った。
は刀を見つめて呟いた。
「誰かを思って、どうしたいか…。」
例えばそれが、なんでも出来て
何でもしてあげられるなら…。
出来ることなら…。
は先程壊した打ち込み用の立木に向き合った。
全集中 輪廻の呼吸 弐ノ型
「…… 創造再生 っ!!!」
真っ直ぐに天中から刀を振り下ろす。
その瞬間刀には白く薄い風が纏い
立木と散らばっていた破片にまとわりつき巻き上げる。
白い風が消えると立木は元の綺麗な姿に戻っていた。