【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第9章 その少女、嫌われる恐怖を知る
義『うーん、何にせよ印象と心象は
呼吸に大きく関わってくるからな。』
「なんか、地獄の炎って感じですし。」
義『お前の炎が地獄なら、
それでそいつの罪を切ってやってるのかもな。』
(…なんとも、らしいな。)
「………。地獄で罪を償えば転生できる。
とよく言われますもんね。」
そんな事出来たら良いなぁ………。
とは呑気に呟くが、多分やっているのだろう。
義『お前は初めて呼吸を使った時
何を考えていた?』
はその時のことを思い返すと
記憶を辿りながら話し出した。
「あの時は真菰ちゃんという女の子を
助けようとして…
けど私が1人で倒したらダメだと思ったんです。
一緒に倒して頑張ることが
真菰ちゃんの悔しい気持ちの助けになると思った。
そして………。
恨みだけで動く鬼を可哀想だと……。」
義『…………。(無償の慈悲…か。)』
「ほんと、くそ鬼だったんですけどね。」
なんか、鬼でもやっぱり生きてるので。
恨みだけが原動力なんて
この鬼も寂しかっただろうなんて……。
出来たら救いたいって……。
なんかそんな事思っちゃったんです。
甘いですよね、ダメだとは思うんですが。
そう自信なさげに呟く。