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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第27章 不安と過去とそれから未来




実「顎以外…どこ折れてんだ?」


そこらじゅう包帯だらけ。

先程の食事もそうだが柚樹さんの心配性のせいで大袈裟な部分もあるのだろうと予想してそんな問いかけをしたのだが、それは俺の間違った予測だった。


「顎と、肋が三本と…足の甲にヒビ。
後……拳がまだ治りきってないんだよね…。
ずっと負担かけ続けてるからなぁ、治さなきゃ。」

実「……よく動けんなお前…。」


思わず本音がポロリと零れた。

随分と平気そうな顔をしているが何故動けるのか。
何時もの根性論なのだろうが、異常だと思う。


「慣れてるから。後、筋肉で固定しちゃえば
それなりに……。私は治りも早いしね。」


そういうのが心配じゃないと言ったら嘘にはなるが、本当に動けてる分ソコは何にも言えないと結局言葉に詰まった俺は”そうか”とだけ返したのだが、横向いたの首元に不自然な怪我を見つけ、その傷跡の予想をして__イラッ。と頭に血が上った。


実「………なァ、お前何してきたんだ?」

「何って、任務だけど。…どうしたの?」


首元に噛み跡のような傷がある。

いつもの肩なし服ではなく珍しく緩い着流しを着ているのでソレが良く見えるのだが、どう考えても戦闘で付くような傷では無いことは明確だ。


実「それ……男に付けられたんだろ?」

どう考えてもそうとしか思えない。
俺達の誰かならまだしも、跡の具合的に明らかに任務中もしくはその前後でついたものだろう。

つまるところ俺たちじゃない誰かのつけた痕なのだが、等の本人は首を傾げている。

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