第27章 不安と過去とそれから未来

実「いや、露骨にやるなよ。
煉獄……今やっても意味ねェんだぞ…。」

杏「…分かっているっ！！ノリだ！」

義「……え”、意味ねぇのか？」

実「…無いっすよ。
どうしたんですか、頭のネジ探してきますか？」

義「…う、浮かれてんだよ…そんな目で見るな。」

宇「…柚樹さん、柚樹さんはそういうの
しないと思ってましたよ。どうしたんですか。」

柚「ノリです…こういうノリだと思いまして。」



柚樹と義慈まで顔を手で覆う始末に実弥と天元は”流石に浮かれすぎだろこの大人…。”とため息を着いているが、は目を輝かせて胡蝶姉妹を見つめていた。



「し、しのぶとカナエさんが可愛いっっ！！
……なに両手で口元隠してるの……可愛い……。」

カ「ふふっ、ちゃんは
女性らしい女性が好きでしょ？」

し「ふふっ。どうです？2人まとめて。」

「っん”ぐぅっ！？」


両手で上品に口元を隠し、よく似た笑顔で首を傾げる様には大袈裟に胸元を押さえる。

胡蝶姉妹信者のにとってこの可愛らしい2人の姿は正に至福の光景なのだろう。


「……も、もうこれ辞めない？2人と寝たい。
やばい、鼻血出そう……この誘惑ドぎつい…。」

男共「「「駄目だ！次行けっ！次っ！！！」」」

「あ、あ…うん。次ね…だ、第5問っ！！」


男達の必死の圧にワタワタと5問目を引き始めたの影に隠れながら胡蝶姉妹は何とも言えない圧をよく似た笑顔で放っている。


しカ「「……。(もう少しだったのに。)」」

男共「「「(…そ、そっくりだな…。)」」」


上手い具合にには見えていない様だがこの恨みの篭った圧の凄い笑顔はとてもよく似ている。

この姉妹、めちゃくちゃ怖い。何故か本能的にそう感じとった男達は__ブルリ。と身を震わせるが意中のは引き当てた問題を見てクスクスと笑っている。