第27章 不安と過去とそれから未来

し「(うわ、この嫌がらせは柚樹さんですね？)」

柚「ふふ、僕の質問だねぇ。」

義「……いや、俺知らねぇ……あ”っ！！！
思い出したぞっ！！お前！！そうだ！！
そういえばちゃんと話聞いてねぇぞっ！！」

カ「(義慈さんこんなにバカっぽかったかしら。)」



一方知っている組は余裕をかましているが、そういえば問い詰めていなかったと騒ぎ出した義慈にはため息をついた。


「あ、後で話します。もう隠さなくて良いし。
………………とりあえず…じゃあ。
それぞれ数字を開いてください……。」


問とは別に数字の書いてある紙をそれぞれが引いて番号の若い順から答えていくらしい。

今回は天元が1番目の回答者のようだが、相変わらず首を傾げて唸っている。


宇「あ”ー、まいったな分かんねぇ。
ん”ー…。揶揄って柚樹さんがした！！
どうだ、流れ的に有り得そうだけど……。」


「残念不正解っっ！！
なんか有り得そうだけど違うっ！！」


次は？とが問いかけた瞬間、杏寿郎が元気よく叫び出した。


杏「不死川っ！！」

「…………ごめん、違うんだ。」

杏「なんとっ！！じゃあ俺かっ！！」

「……ごめん…違うんだよ杏寿郎。
もう答えちゃダメだよ？しー。ね？」


このままでは全員言ってしまいそうな勢いの杏寿郎を止めているとしのぶが__クスクスと笑いだした。