【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第27章 不安と過去とそれから未来
柚「あぁ、そうか。この馬鹿が1番ヤバいか。
迷いがねぇ…全くもって迷いがねぇ…嘘だろ。」
口調が変わるほどの戸惑いを見せる柚樹に
あまりにも気の毒だと天元がそっと近寄る。
宇「ゆ、柚樹さん…落ち着いてください。
浮かれてるんですよ。俺、どちらの気持ちも
派手にわかります……落ち着いてください。」
先ほどが居ない間に師範2人とカナエもこの関係に参加したと聞いて弟子達はおおよそ予想はしていたので驚きはしなかったが、3人にとっても嬉しい事には変わりはないし浮かれるのは分かる。
とは思っていたが義慈は暴走しすぎな上、柚樹のこの葛藤はマトモで同情しか浮かんでこない。
杏「…柚樹さんは何故頭を抱えているんだ?」
実「いや、何で理由わかんねェんだよ。
柚樹さんはちゃんとした大人って事だ。」
し「不死川さん。…説明は無理ですよ。
煉獄さんも義慈さんと同じで馬鹿正直で
人目や外面をあまり気にしないですから。」
きっとこの面子で柚樹の葛藤を分かっていないのは杏寿郎だけだがそれも彼らしいし仕方ないか。と、実弥としのぶがため息をつくと二人の間から呑気な声が聞こえてきた。
カ「……ねぇ、私も弟子になろうかしら?
そしたら今より一緒に居られるわよね?」
杏「カナエ殿!それは良い考えですね!!」
いったいいつの間に…。最近カナエは本当にひょこっと現れて会話に参加してくる。
嫌ではないが、まったく気にもせず話を始めた杏寿郎の適応能力と姉の忍び足の練度は一体何なのか…。と、しのぶはほんの少しだけ頭を抱えた。