【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第27章 不安と過去とそれから未来
実し宇杏「「「けど、可愛かった。」」」
柚『………まあ、本当に愛らしいですよね。』
義『…あの頬……触ったら痛てぇのかな?
思いっきりこう…ぷにっ。と潰してぇんだけど。』
柚『我慢なさい…。一応、アレは怪我です。』
なんだあの怪我は、ふざけてるのか。
怪我すらも可愛いとはどういうことなのだろうか。
一行は少し唖然としながら、の愛らしい頬を思い描いてしばしその場で立ち尽くしていた。
「(私だって…人間なんだけどな。
早く腫れ引かないかな……猗窩座の馬鹿。)」
一方皆の元を去り自室に篭ったは隊服から着流しに着替えて既に布団に潜り込んでいた。
「……痛い…身体くそほど痛い。」
とて、痛覚が無いわけでは無いのだ。
普通に気を抜けば折れた箇所は痛いし
骨折に伴った熱も出る。今も解熱剤で誤魔化してはいるが汗の量から薬が切れれば熱があるのだろう。
「……隊服洗うの。後でいいや…。」
そう言いながらうつらうつらする。
やるべき事は先に済ませるタイプのがこんなことを言うのは実に珍しい。
それくらい、身体も精神も疲れているのだろう。
「……けど…何か……安心した。」
それだけ呟いて___スー。と死んだように眠る。
散々笑われて、正直腹はたったのだが
みんなの顔を見るとやっぱり安心する。
の寝顔は何だかんだほんのり微笑んでいた。