• テキストサイズ

【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第27章 不安と過去とそれから未来


□可愛いけれど凄い人




実「くくっ。な、なんだァ…その顔はァ。」

「も、もう嫌だ……見ないでっ!!」


これまた分かってはいたが、支心亭についたらまたこれだ。とは手で頬を隠しながら痛い視線に背を向けた。



杏「安心しろ!!実に可愛らしいっ!!」

し「ふふっ、笑うなと言う方が無理ですよね。」

実「頬袋になんて作ってどうしたんだァ?」


背から聞こえる楽しそうな声。

何時もなら心地いいのだがこの頬は恥ずかしい上に笑われるのは正直ちょっとだけ不服である。

そんなの頭に__ポン。と優しい衝撃が落ちてきた。1人居た、この状況でも笑わない人物。



宇「いや、お前らなぁ。大丈夫か?
それ折れてっからそんな派手に腫れてんだろ?
痛くねぇのか?…またこんな怪我してきて…。」


心配そうな顔をしての頬に触れる。
怪我に響かないようにとても優しく触れる手にはやっと笑われなかったと安心したように微笑んで、天元に飛びついた。



「て、天元っ!!天元はそう言ってくれると…」


いや、これはどうやら思い違いだったようだ。


宇『………っ…くっ…。』

「…って…いや…笑ってんじゃんっ!!!」


震えている、明らかに震えて笑いを堪えている。


宇「そ、その顔で拗ねないでくれ。…ははっ!
駄目だ、悪ぃっ!可愛いなぁっ!!」


リスのように腫れた頬と拗ねて尖らせた唇の相乗効果は何とも可愛らしく思わず笑ってしまう。

耐えきれず__ぎゅ。と抱きしめた天元だったが
はその腕から__スルッと抜け出した。

/ 1763ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp