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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第27章 不安と過去とそれから未来





「それとも、手に入るなら
………………興味無くなっちゃう?」



その言葉を聞いて御館様が身体を離し顔を見つめると、は目を逸らして気まずそうな顔をしていた。



産「………そんな訳が無いだろう。
何でそんな事を思うんだい?」




こんなに欲しいと思っているのに何故そんな思考になったのか。不安そうなの真意が気になり出来るだけ優しく問いかけると目を逸らしたまま、自信なさげにそう思う理由を呟く。



「なんか、耀哉って意外とそういう所
ありそうだなぁって…。手に入らないから
それが欲しくなる………みたいなさ。」



そんなに軽い気持ちな訳が無い。
まだ伝わらない無いのかと頭に血が上る。



産「…このまま襲えば分かってもらえるかな?
揶揄うにしてはこれ、タチが悪すぎると思うな。」

「………耀哉……怒ってるの?」

産「…………そりゃぁ、僕だって怒るよ。
何度本気だと伝えれば分かって貰えるのかな?」




どうしたら分かってもらえるのだろうか。

手に入らないから欲しくなる。それは確かにひとつの要素ではあるが、それだけのわけが無いのに。



「ごめん。耀哉が本当に素敵だから。
………なんて言うのかな、うーん。」



なんと伝えればいいのかと__ワタワタ。とするを見てうっかり笑ってしまう。

きっと、コレは自分に自信が無いという良くない癖が空回りしているんだろうと理解すれば、それもまあらしいかと思えてくる。

御館様がそれを何となく眺めていると、頭をかいて気まずそうな顔をしたあとは呟いた。



「それに私は”普通”の恋仲みたいな関係にはなれないから……。」

産『……どういうことかな?』


の一言に優しく問いかけると、
少し息を吐いてから御館様を真っ直ぐ見つめて
先程とは違う迷いのない声でその理由を話す。

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