【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第27章 不安と過去とそれから未来
「この傷も猗窩座って鬼がつけたの。
ここが1番血を絞りやすいかからって。」
産『詰まるところ…そこに触れさせて
口をつけさせた。そういうことだよね?』
「あ、あれ?耀哉?」
コレはやましい傷ではなくて、あくまでも血を与える為に作られた物だと主張しているがそれはそれであまりにも危機感が無さすぎる。
「お、おお!?」
後頭部に手を添えてソッと肩を押し床に寝かせる。
驚いた顔色はしたのだが、なんとも呑気な声に状況が分かっているのかと御館様はため息をついた。
産『おお!?…じゃないだろう。
僕も男なんだよ?そんな肌を軽々しく見せて
揶揄うにしてはタチが悪いんじゃないかな?』
自分は男として意識されていないのだろうか。
さっきは抱きしめただけで頬を染めていたのに押し倒しても不思議そうな顔をして首を傾げている。
散々好きだと伝えているのに平気で肌を見せる。
挙句、胸を触らせて口を寄せさせたなどいくら鬼相手であっても腹が立つのが道理だろう。
そんな事を思いながら破れた部分に指を這わせるとそれをソッと掴んだはじっと御館様をみつめて不服そうに呟いた。