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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第27章 不安と過去とそれから未来





産「ねぇ。鬼舞辻無惨とも
その顔で会ったのかい?」


この状態で鬼舞辻無惨に会ったのだろうか。

………だとしたら、いくら鬼でも微笑んでしまうのでは無いだろうか。と口角を上げている御館様を見てため息をついたはそういえばいつも言われないことを言われたと思い出した。


「……阿呆な顔だって散々言われた。」


何度も何度繰り返し言われた罵倒の原因はまさかこの頬だったのだろうか。と目を見開いて青い顔をする姿がまた可愛らしくて御館様は__よしよし。とあやす様に頭を撫でてながら顔を覗き込む。



産「彼も笑ったら面白かったのにねぇ。」

「この頬…あんまり揶揄うと怒るよ?」


また揶揄っている。と頬を膨らますを
__ソッ。と引き寄せて腕の中に閉じ込める。


産「…怒ったところも見てみたいなぁ。」


の怒り顔も見てみたい。
どんな顔でも好きだから見てみたい。

きっと、それも可愛いんだろうなぁ。との背を宥めるように撫でると__きゅ。っと抱きついて顔を見られないように下を向いた。


「………怒れない。」

産『は自分からだと平気なのに
人からやられると直ぐに赤くなってしまうね。』

「……気のせいじゃないかな。」

産『………誰にでもこうなのかな?』


耳まで赤くなる姿に気分が良くなる。

可愛らしいなと首筋に顔を近づけた御館様は明らかに不自然な傷を見つけた。


産「…この首筋の傷は誰が付けただろうね。」


どう見ても噛み跡だ。
薄く真っ直ぐに切られた部分を覆うように噛み跡と吸い付いた時にできる跡が薄らとみえる。

誰かに故意にやられたのだろうと安易に予想出来るこの跡に御館様は眉をひそめた。


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