【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第27章 不安と過去とそれから未来
「あのね、それに槇寿郎さんを
連れていきたいんだけど…。忙しいかな?」
それを聞いた御館様は__クスクス。と笑う。
産「ふ、ふふっ。何だい?
その囚われのお姫様を起こすのは槇寿郎だと
なにか決まり事でもあるのかな?」
どうやらのいうお姫様を救うのには槇寿郎が必要らしい。さながら王子のような役回りに、少し印象が違うなぁ。と御館様は相変わらず笑っている。
「違うよお姫様だけど、男の子だし。
王子様は槇寿郎さん似合わないしねぇ。」
槇寿郎さんは瑠火さんの王子様だしね。と茶化すように言ってから楽しそうに話を続ける。
「けど、きっと1番適任者。
私はそうだろうなぁ…ってそう思ってる。」
辛い想いを繰り返している小さな伊黒さんには背中を押すのが上手な煉獄家の力が必要だろう。
そんな事を思いながら微笑むを見て何か彼女なりの理由があるのだと分かった御館様は、連れていくのは問題ないと伝えてから問いかける。
産「何かこちらでやることはあるかい?」
「……場所が…やんわりとしか分かんないの。
嵐にお願いして探って貰うつもりだけど。」
ならば、捜索の手伝いをしよう。
と約束してから御館様は腫れた頬にそっと触れた。
産「…けれど、とりあえず今回は
その可愛い頬を治してからにしようね。」
「………また笑ってる。」
相変わらず笑っている。と、不服そうに唇を尖らせる姿は可愛らしいが一つ気になる事を思いついた。