第27章 不安と過去とそれから未来

「鬼にされないにはコレしかなったんだ。
口先だけでも不誠実だった。ごめんなさい。」


産「……何を謝っているんだい…。
当たり前の様に帰ってきたけれど
が今回やったことは異例なんだよ？」


頭を下げるだが、今回の任務の目的もこなし異例とも呼べる成果を残してきた。

誇ることはあれど、謝ることなどひとつもない。と
御館様が優しくの頭に手を置くと
上目遣いでニヤリと微笑んでから、_カチャリ。と
何かを見せつけるように顔の横に掲げた。



「お詫び…じゃないけどあと1個異例があるの。
ふふっ。耀哉、コレなーんだっ！！」



そう言って笑うに御館様は面食らった。


産「………それは…。」


明らかに血液の入ったソレは予測するに今回接触したどれかの鬼の物であるのはほぼ確定だろう。



「……無惨のは流石に無理だったけど
上弦の参 猗窩座 と 上弦の弐 童磨 の血液だよ。」


異例どころの騒ぎではない。
どんな方法かは分からないが、これはとんでもない報酬だと御館様はゾクリと背を揺らす。