【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第27章 不安と過去とそれから未来
「………下膨れだよね…。辛い。」
嵐「……頬袋に物つめたリスみてぇだな。」
猗窩座の一撃のおかげで下顎が折れたのだろう
よく童磨は笑わずに事が出来たもんだ…。と
が苦笑いする程度に
頬が見事な下膨れになっている。
「……絶対耀哉笑うよね?」
嵐「御館様だけじゃねぇよ、
もれなく全員大笑いだ、諦めろ。」
頬を抑えながら長い溜息をつく。
このまま報告に行くつもりではあるし
今回は気疲れした。皆に早く会いたい。
だがしかし、嵐の言うようにこの間抜け面は
もれなく皆大笑いだろう。何とも気が重い。
「う”ー。顎って意外と痛みなるいけど
…こんなに腫れるのは…予想外だったなぁ。」
顎が折れたのは初めてだ。
意外と他の部分より痛みは弱いのだが
まさかここまで腫れてしまうとは…。
無惨が繰り返し言っていた”間抜けな面”は
このせいだったのかもしれないと
思いつつも足は絶え間なく動かしながら
はまた深いため息をついた。
◆◆◆◆◆◆
「………ねぇ、耀哉。必死だったの。
私ね………神経すり減らして来たの。」
産「……ふっ、ふふっ。」
案の定コレである。
出会い頭に目を見開いて固まったあと
御館様は顔を下に向け ふるふる。と
ひたすら耐えるように笑い続けている。
「ねぇ、いい加減喋れるようになってよ!!
いつまでそうやって震えてるつもりなの!?」
いい加減にしてくれよ!!と
痺れを切らしたは声を荒げたが
どうにもこの顔では緊張感がない。
逆に顔とのギャップがどうしても間抜けで
御館様は耐えきれずに声を出して笑い始めた。