【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第8章 ただいま
~柚樹の部屋~
柚樹の部屋は風呂場の近くにある。
そのためキャッキャと可愛らしい声が
聞こえていた。
柚『楽しそうだねぇ。』
義『…あぁ、そ、そうだな。』
正座して向き合う2人の間には
ビリビリとした空気が漂っている。
柚『に直接何かした訳では無いね?』
柚樹が仮面の様な笑顔で問いかけると
義慈はビクリと肩をゆらす。
義『…神に誓って、直接そういうことは
……してねぇ。』(直接 はしてねぇ…。)
気まずそうに答えた義慈を見て
はぁ……。とため息をつく。
柚『表情が豊かになってきて
更に可愛くなりましたからねぇ。』
義『…………。』
柚『まあ、何となく察しますし、
おなじ男としてそこは不問にしてあげましょう…』
義『……。(た、助かった…のか?)』
何となくホッとしたのも束の間
コゴゴゴっと効果音が出そうな程の威圧感に
恐る恐る顔を上げる。
柚『ですが………。』
義『……ヒィッ!!!(こ、怖ぇ!!!)』
仮面の様な笑顔こそ崩さないが
背後には般若が見える。
柚『子供の時期に手を出してみなさい……』
義『…お、おい、落ち着けっ。』
柚『地獄までも追いかけて……祟りますよ…!!!!』
その形相たるや、地獄の鬼より恐ろしいだろう。
義慈は
わ、分かりましたっつ!!!と
返事をして、バタバタと部屋から逃げる。
開け放たれた扉をそっと閉めると
柚樹は はぁ…。 とため息をついた。