第26章 命懸けのかまかけごっこ

童『…俺の指だと、
中は慣らせないからさ…コッチで濡れてね？』

「………んっ…っ…っ。」



鋭く尖った爪があるからその代わりにと
スルりとズボンの中に手を入れて
指の腹で下の突起をクリクリと刺激する。



童『ねぇ、聞こえる？びちゃびちゃだよ？
………これじゃぁ、慣らす必要も無いかなぁ？』

「やだっ……音っ…っ…たてないで…っ。」



わざとらしく__ぴちゃぴちゃ。と
音を立てて揶揄うと顔を真っ赤にして
は耳を塞ぐ。

そんなことをしながらも、
身体は素直らしくふるふると震えて
時折囁くような甘ったるい吐息が溢れている。



童『耳なんて塞いでも聞こえてるだろ？』

「…ど、童磨っ…も…いいっ…もういいから。」

童『…だーめ。楽しませておくれよ。』

「……っ…んんっぁあっ…やっ…。」

童『……のその顔…ゾクゾクする。』



熱っぽい顔でを見つめながら
童磨の指は先を急かすように激しく動く。

それに合わせて甘い声を出しながら
背を反らせ__ビクビク。と身体を揺らして
瞳をうるませる姿は何とも官能的だ。



「……ぁっ駄目…っあぁっ…！」

童『んー？…どうしたんだい？』

「まっ…て……イっ…ちゃった…から…やっ！」

童『何も言わないからわからなかったよ。』

「やっ…ああっ…っあっ…っ！！」


達しても揶揄うように動き続ける指に悲鳴のような喘ぎが漏れる。おおよそ何時もは上げないであろう停止を呼びかけ懇願する声が静かな部屋に響く。