【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第26章 命懸けのかまかけごっこ
「ですので青い彼岸花を探すのならば。
むしろその毒を作り”解毒”の方法を探り、
そこから日を克服する術を導き出すのが
恐らくですが……1番早いやり方ではないかと。」
探すのではなく 作り出して それを解読する。
要は ”解毒” の方法を作り出して
悪い部分だけを取り出すのが現実的だろう。
そしてそれに自分は必ず助けになる。
目を見開いた無惨もひとつの可能性として
この屁理屈に興味を示したのだろう。
そんな様子にはニコリと微笑み
ゆっくりと無惨に近づいて跪いた。
「…日の元を歩けるようになれば
無惨様は完全な肉体を手に入れるでしょう。
私に……そのお手伝いをどうかさせて下さい。
貴方様の真のお姿を拝見したいのです。」
”完全な肉体” 本人はそれへの興味は
さらさらありはしないが
作り上げられた 面の皮 はまるでそれを
懇願しているかのようなそんな顔をしている。
そんな無惨に酔っているかのような顔を
まじまじと見つめた後また眉間に皺を寄せた
無惨は、吐き捨てるように呟いた。