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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第26章 命懸けのかまかけごっこ








猗「……別に話すのは嫌いじゃないからな。
…そうやって大人しくしていろ、馬鹿力。
お前がバタバタ暴れると洒落にならない。」






そう言ってやっと駆け出しだ猗窩座を
は黙って見つめていたが
なんともこの鬼に不快感を抱けない。

猗窩座のおかげで 散々不安をかられ
1人で葛藤して杏寿郎に頼ってまで
なんとか前を向いてここまで来た。

それなのに何故かこの砂糖菓子のような色彩も
先程の妙なやりとりも、血を与えることも
ヘンテコなお強請りも可愛らしく見える。





「猗窩座は…思ったより本当に可愛いね。」

猗「……可愛いは女に使う言葉だろう。」





心を許した訳では無いし、いつか殺すと
決めているのは何も変わらないが

この鬼の最後はせめて自分が。そんな風に思う。
それくらいには何故だかこの鬼が好きだ。

きっと自分と少し似ているのも悪気がないのも
意外と律儀なのも支える手が優しいのも
それぞれ一つ一つを 猗窩座 という生き物として
認識したからこそ、こうなったのだろう。


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