【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第8章 ただいま
終わりそうのないそれを見かねて
鷹が声をあげた。
『おい小娘!俺は帰るぞ!!!』
あら、なら1時休戦だね。と、
柚樹はを解放してやる。
柚『帰るのかい?』
『あぁ!もう、用はないからな!』
挨拶なさい?
と柚樹に背中を押される。
「た、鷹さん!これからよろしくね!
貴方に 嵐 って名前を付けたいのだけど
だめかな?」
力強くて嵐にも負けずに飛べそうだから…。
はそう言って嘴を撫でる。と
その指をガブリと甘噛みされた。
『はっ!ガキが偉そうに!!』
「あははぁ、ダメかぁ。」
噛まれた指を引っ込め苦笑いする。
『ダメとは言ってねぇだろ!!じゃあな!』
フンっと、そっぽを向いて嵐は飛び立って行った。
どうやら名は受け取って貰えるようだ。
「……!!ありがとう!!嵐っ!またね!!!」
そう言って手を振ると、
嵐はくるりと回旋して答えてくれた。
義『お前の鎹鴉 あまりにも凶暴じゃないか?』
本気で来られたらはらわた引きずり出されそうだ。
義慈は嵐が見えなくなると、ポツリと呟いた。
「そうなんですよ、歩くと怒られるから
私、終わってすぐに全力疾走で帰ってきたんです。」
初対面でコテンパンにやられた2人は
はぁ、とため息をつく。
そんな2人の背をポンポンと叩き柚樹は微笑んだ。
柚『まあまあ、彼なら
どんな時でも飛んでくれるよ。』
2人は壊したものを治そうね?
その言葉に2人はため息で返事をして
そそくさと壊された戸を治し始めるのだった。
柚『………。おかきを常に
買っておく必要がありそうだねぇ。』
経費で落ちるのかなぁ?
と、首を捻りつぶやいた柚樹は
手際よく戸を治す2人を見て優しく微笑むと、
スタスタと仕事に戻って行った。