【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第26章 命懸けのかまかけごっこ
猗「(………本当に妙な物体だな。)」
「(……皆なんで 何 って聞くのよ…人だよ。
…………人だよね?……人間の雌。うん。)」
結局、気になり眺め続ける猗窩座と
”お前は 何 だ。”と毎度聞かれすぎて最早自分でも
自分が何なのか少し疑問になってきた。
鬼と人とのこのやり取りも ”珍妙”である。
それには今は2人とも気が付いていない。
詰まる所それが1番の 謎 なのだが
それでもお互い何となく殺意はない。
この2人のやり取りは誰も知らないのだから
それに答えは要らないのだが
妙に しっくりくる のは似ているからなのか。
それとも、認めてしまったからなのか。
月はそれを当たり前だと言うように
ただただ2人を照らし続ける。
”あいつは鬼でこいつは人だ” そんな事は
”鬼と人” この2つしか気にしていないのだから、
それもまた1つの道理なのかもしれない。
そんな案外狭い世界での話であるのは
己が強さを求める理由にはなんの関係もない。
だから永遠に、この戦闘狂2人には関係がない。
それに気がつけば全て謎は消えるのだが
恐らくずっと、関係ないと思い
目を背けている限りはこのままなのだろう。
詰まる所、猗窩座が謎に感じるのは
事実から目を背けている。ただそれだけの話。
鬼と人の世界 それは随分と狭い世界なのだ。