【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第26章 命懸けのかまかけごっこ
「……だから、人間だってば。 」
猗「だからこそ 妙 なんだと言っている。
お前…………本当は頭がひどく悪いんだろ。
なぜ俺の質問の意味が分からないんだ。」
馬鹿なのだろうか、阿呆なのだろうか。
けれど、どうも先程話した感じだと
そうとも言いきれずにまた謎が増える。
人間 だからこそ 妙 なのであって
それは知っているから 謎 なんだ。
そう思ってもやはり気になって猗窩座が
外面の観察を続けているとは
溜息をつきつつ、不服そうに呟いた。
「えぇ…。そんなこと言われてもなぁ…。
なんとなく言ってることは分かるんだけど
お前は”何”かと聞かれたら ”人間の雌” って。
そう答えるしか…それしか無いんだよ…。」
猗「人間の雌…。まあ…そうなんだが。
なあ、お前稀血か?いや、この匂いも妙だしな。
……ん”ー………本当によく分からん物体だな。」
「う、うーん…私にはその妙な匂いは
わかんないけど ”稀血” の一種みたいだよ。
………それは鬼の方が分かるんじゃないの?」
猗「……わからんから聞いているんだ。
なんで自分の事をそんなに説明できない。」
「…う”。…なんか、ごめんなさい。」
稀血とはまた違うが、それによく似た匂い。
正直、出会い頭にソレは感じたが
何故だか戦闘中はすっかり消えていて
今はものすごく濃くその匂いが濃い。
が1打目を食らって吐血した時から
血液は絶えず出していたはずなのだが
何も思わなかった。だが今はやたらと香る。
おおよそ血に混じった匂いなのだが
これもまた ”状況で変化する” というのは
なんとも 珍妙 で理解し難い。
当の本人は自分の事を知らなすぎて
何も答えはもらえずに、謝罪して縮こまる。