【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第26章 命懸けのかまかけごっこ
「ねぇ、なんで”今”私を鬼にしないの?」
恐らく認めてくれたこの鬼は
自分の事を鬼にする。
それも出来るはずで、鬼こそ至高。
そう思っているのはやはり明確だったし
鬼になれとも はっきり言ってきたのに
その素振りは全く見せない。
こちらにとっては好都合であるが
なんとも 違和感があるし理由が分からない。
その疑問はついさっき悩んでいた猗窩座。
頃合が良すぎるこの疑問に”心を覗かれたのか?”
そんな不安が過ぎるが それはないだろうし
一つだけ答えは出た。とコレに対する
表面的にまとまな理屈を伝えることにした。
猗「どの道、すぐ鬼になるからだ。
ならばこの珍妙でやたらと強い生物を
このまま見せるのも悪くないだろう。」
「そっか、やっぱり猗窩座は優しいねぇ。」
先程からやたらと自分を 優しい と評する
この娘は、こうやって黙々と手当していれば
どちらかと言えば、酷く弱そうな人間に見える。
それに恐らく手当の仕方から 骨は折れていて
先程から”変わった血の匂い”もするのだが
本人は至って平気そうだから…。やはり 妙 だ。
いくら外面を観察してみてもチグハグで
どう考えても 謎 でしかない物体である。
それが気になりすぎて__じー。と観察するが
どうしても 謎 しか湧き上がってこない。
そんな猗窩座の視線に耐えきれず
は気まずそうに呟いた。
「な、なに?そんなにジロジロ見ないでよ。」
猗「普通なら死んでるんだがなぁ…。。
こう見ると逆に弱そうな人間の女なんだが
殆どお前は鬼だとも……俺はそう思ったんだ。
…。何 なんだお前は…。謎だらけだ。」
コレは一体 ”何 ” なのか
それが猗窩座は本当に分からないらしい。
考えても分かららないし、
観察すれば余計に よく分からなくなる。
だからこそ聞いたのにが出した
その答えは、何とも当たり前の事だった。