【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第26章 命懸けのかまかけごっこ
猗「…まあ、足掻いても仕方ない。
それより、どうにか手合わせできないものか。
…単純に戦いたいのだが。……手はないのか?」
「……うーん、私もそうなんだけどさ。
それも、ちょっと考えてみようよ。
殺したい殺す以前に……多分楽しいんだよね。」
猗「(こいつと戦いたいのか戦いたくないのか
俺はどっちなんだ………よく分からんな。)」
恐らくとても手合わせをしたいのだが
なんとなく殺す気にもならないし
鬼に無理矢理するか?と聞かれたら
強くなる為に必要なら今でなくてもと思う。
けれど、恐らくこの後、鬼舞辻無惨 と
対面して鬼されるだろうし、悩むのも無意味。
けれど、このまま戦ってもみたい。
意味があるのか無いのかそれすらも微妙な
そんな自分の悩み事に首を傾げたが
とりあえず言われた事をやらなくてはと
”査定”は済んだので先を急かすとこにした。
猗「…自分の手当をしろ。お前を連れていく。」
「…優しいね、猗窩座。」
猗「優しさでない。人は脆いから繕え。
少しでも滑稽に見えないようにな。
あの方も俺も…弱い者には酷く虫唾が走る。」
優しさではなく、情けなく血を垂れ流す。
そんな様子は黙っていれば随分と貧弱に見える。
けれど、は決して弱者ではない。
それならば 自分の親玉にも失礼のないよう
見た目を繕わせてその 実力 を見せられる程度
くそ汚い人間が、虫唾が走る。そう腹を立たせぬ
位に繕ってから連れていくのも礼儀だろう。
その言葉に、せっせと血を拭き取り
折れた部分を固定しながらは
なんとなく自分が感じていた違和感を問いかける。