【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第26章 命懸けのかまかけごっこ
猗「…何とも…それを言われてもなぁ。
お前は異様な程コロコロ印象が変わるから
さっきまでは女に見えなかったんだ。」
女だ。 そんな事はどうでもいいくらい
興味を持ち 認めるほどに強者であり期待した。
けれど、なんとも女らしく優しげになった。
かと思えば やたらと利己的な道理を言ってきて
なんとなく納得までしてしまった。
1連を通して本当に”珍妙な出来事” なのだが
なんとなく不快でもないし
恐らくこの多面性のせいでこうなっている。
それが理屈なのだが、自分としても不思議だ。
そのまろびでた疑問が何故か不服だったのか
は少し口先を尖らせたが
結局すねても意味が無いと困ったように微笑んで
気に入ったらしい猗窩座の髪を触りだした。
「…………もう、失礼だなぁ。女だよ私は。
……けど、殺すのはいつかではあって
今ではないし、この際そこ抜きで話さない?」
今ではないのだから考えても仕方がない。
そちらが殺す気にならないのであれば
こちらもせっかくなのでこの砂糖菓子の様な
やたらと可愛い色彩の鬼と話してみたい。
そして何より 同じだから興味がある。
「せっかく同じ戦闘狂だしさ。」
結局、2人とも使命云々抜きにしても
戦うことは決して嫌いではないからこそ
先程の 1発づつ撃ち合う などという
なんとも異常なやり方ですら楽しめたのだ。
そういうの目は、またギラついていて
可能なら今からでも良い。 そんな風にも見える。
それにまた心地が変わった猗窩座だったが
そういえば、何故かまともに戦えなかった。
そんな理不尽を思い出して酷く残念に思った。