【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第26章 命懸けのかまかけごっこ
猗「…悪いが……人間になるのは御免だな。」
いつまでも持ち上げたままでは何とも
格好がつかないとそのまま座った猗窩座は
何となく手放すのも空気的に違う気がしたのか
そのまま手を離さずにを
胡座の上に向かい合わせに座らせたのだが
その顔は何とも優しげに笑っていて
その動作一つ一つもやたらと優しい。
「………え”。何その笑顔…鬼?本当に鬼?」
猗「阿呆か俺は鬼だ。それも上弦の参だぞ?
お前の同胞を殺して、人を喰らう。
至高の領域 まで己を高めることにしか
興味を持たない、お前と同じ戦闘狂だ。」
それでも同じように言えるか?これが事実だ。
まるでそう試すような猗窩座の発言に
うーん。と軽く悩ましげにしただったが
どうやら彼女の結論はすぐに出たようで
まっすぐ前を向いて自分の思う事実を
当たり前のように淡々と告げた。
「それが鬼の道理だから私は”恨めない”。
それを作ったのも人間だし、止めようとして
同胞が負けたのも事実だから…悲しいけど。」
鬼はそういうものであって
その原動力は 人であった頃の強い残留思念 。
詰まる所は 人の想いであり それが恨みでも
幸福でも作り出しのは そもそもが人である。
鬼からすれば悪な自分達は 正義と言えるか
それを問われたら正解など明確に分からない。
同じ同士がそれによって死んだことは
酷く悲しく思うが、己の決めた道だ。
自分が死なぬ為に 又は 自分の思う使命のために
鬼が同士を殺したのであれば、それはどちらも同じこと。
それによって鬼を恨む事がには
どうしても出来ないのだ。