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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第26章 命懸けのかまかけごっこ








「けど、”鬼至上主義”って訳でも無いの。
人の憎む気持ちは……、裏を返せば優しさだし
憎まれるべき人間も残念ながら世の中には居る。
それでもその人達にも理由はあるから。」





それでも 人も理由がある。

憎まれる程酷い人間であったとしても
だからといってその考えを否定はできない。

結論としては何も恨めないのだ。

やたらと利己的に回る頭のおかげで
鬼も人も単純に理由と心情があり
己のそれに対して動いているのであれば

結果的に ”善” と捉えられている
自分の ”鬼を滅して皆を幸せにする” という
コレと根本的な原理は変わりわしない。







「私はそれも否定はしないけど、
それは鬼も同じだと思うからさ、
どっちがどうって訳ではないと思ってるの。」






鬼からしたら 自分は随分と”悪” なのだ。

だからこそ、せめて最後の砦は落とさぬよう
鬼も受け入れ出来ることなら救いたい。

そう思うだからこそ
先程の提案も”客観的” に理由のみを伝えられた。

猗窩座にもそれが偽りでない事が分かるのだろう
淡々と自分の目を見て話す姿を
まじまじと見つめて 自然と考えを聞いている。






「だから私なりに、”老いること”が理由では
鬼にならないその理由だけを言ってみたの。」





にっこりと微笑むは
結果的にどうなりたいのだろうか。

そんな事を猗窩座が疑問に思っていると
それを察したかのようにが
微笑んだまま下を向いてポツリと呟いた。


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