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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第26章 命懸けのかまかけごっこ








「そんなの老いてから考えれば良いよ。
鬼になれば結局の所不老不死なんだし。
”肉体的”には弱い人間のまま鍛錬した方が
色々と役に立つとは思うんだけどな…。」






もその真面目な本音に
しっかりと気付いているのだろう。

鬼になる利点 が”老いを止める事”に関して
全く無いことをゆっくりと説明しながら
相変わらず自分を持ち上げたままの猗窩座に
にっこりと笑いかけた。






「それに、…冷静に考えて本当に命が永遠なら
人でいる期間の方が…単純に貴重じゃない?
もしも老いて弱くなって、それが嫌なら
その時点で永遠を手に入れればいいと思うの。」





鬼には勿論なるつもりは無いが
目の前の猗窩座はそれが最善と思い
自分の為に この提案をしてくれたのだろう。

ズレては居るが猗窩座の概念から考えて
”鬼は素晴らしい存在” としているのだから
悪意は無い。それなばこちらも伝える理由は


”鬼になる事が悪では無いが自分は今必要ない”


そう捉えられるように返すのが妥当な所で
単純に利点のみをは考えたが

永遠が手に入るならば
永遠よりも手に入らない物の方が今は貴重だ。

と、真剣に伝えると
予想外だったのだろう猗窩座は目を見開いた。







猗「お前は鬼になる事に否定的じゃないんだな。」


「う、うーん。今は鬼になりたく無いけど。
私は、”人間至上主義”って訳でもないよ。」






鬼は確かに残酷に見えるが
それは人間も等しく同じ事ではある。

現にこの世界に来るまでのは
散々その”人の残酷な部分”に触れてきた。

だから鬼だから人だからそういう問題ではなく
自分を幸せにしてくれた人達を幸せにするため
それが理由で鬼滅を心に決めいてる。

ただそれだけの単純な事なのだ。



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