【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第26章 命懸けのかまかけごっこ
「(………あー、ヤバい。流石にヤバい。
もうこれ……一か八かだな………。)」
必死で頭を動かして出た防御策は
他の部分の防御を捨ててこのまま当たるであろう
一点にのみに全ての念を集中する方法。
もしも数ミリでも外れたら確実に死ぬが
目の前のこの強烈な蹴りを何もせず防ぐには
恐らく、今はこれしかないだろう。
猗「(流石に…”人ならば”…頭が飛ぶだろう。)」
「…………っ………ぐっ………!?」
人の頭ならば確実に吹っ飛ぶ力。
猗窩座はそんな力で顎先を蹴り飛ばした。
猗「……硬い…異常に硬かった……。」
見事に弧を描いて吹っ飛んだだが
首はもげていない。それも異様であるが
蹴飛ばした自分の足が折れるほど硬かった。
猗窩座は骨の突き出た自分の足を
驚愕の目でみてから
吹っ飛んだに目を向けると
ちょうどヨロヨロと起き上がって
血でも吐いたのだろうか、口元を拭っていた。
「……………ゲホッ…う”ー…容赦…無いな。」
確実に顎は折れているだろうに
何故か喋りながらこちらに向かってくる。
その不気味な程頑丈なの様子に
コレは何だ?と猗窩座の背筋に異様な冷気が走る。