【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第26章 命懸けのかまかけごっこ
「そう言えば…ソレ…雪の模様なんだね。」
正直、あまり興味がなかったので
そこまで読み込んでいなかったが
猗窩座の足元には雪の模様。
ほんの少し知っている猗窩座の過去。光る青色は
それを表すかのような冷たいがとても美しい。
そして小梅の様に可愛らしい恋雪という
少女の名前にそったこの模様。
こんなにも過去を核としているのに
本人は覚えてすら居ないのだろう。
童磨の様に覚えている鬼も居るのに
なぜそんなに大切なことを忘れるのか。
猗「……そう言えば?…まあいい…。
自分が つまらぬ者では無いことを
俺に証明してみせろ…。行くぞ。」
目の前のこの鬼は自分の強さの意味を知らない。
それでもここまで強さを求める続ける。
「……本当に綺麗な構え。
(…それだけ強くなりたかったんだね。)」
自分を殺したいほど憎んで
こんなに辛い過去などもうどうでもいいと
そんな風に思ってすっかり忘れ去り。
それでもまだ進み続ける。
そんなに悲しい強さなのに、美しいのは
どんな形であれ彼の努力の成果なのだろう。
猗「………脚式 飛遊星千輪っ!!」
技の名前も花火の名。
これ程までに過去に囚われているのに
何も知らないこの鬼をは悲しいと思った。
それでも、近距離から上に向かって蹴りあげられた
この攻撃は例え防御したとしても掠っただけで
吐血は免れないだろう。それ程までに強い。