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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第26章 命懸けのかまかけごっこ







「…う”ー。…生暖かくて気持ちが悪いな。」




腕を引き抜いて、パタパタと血を払う。

その生暖かさが不快なのは人だからなのだろう。

こちらがこの遊びの様なやり取りで
心底驚愕するほど強いくせに
この余計な心情は強さの妨げになる。





猗「……鬼になれ…そうすれば
余計な概念など消え、ひたすらに強くなれる。」





猗窩座は素直にそう思ったのだろう。


から帰ってくる答えは
否定だろうが単純に勿体ない事だと思う。

この娘は人でなければもっと強くなる。

そんな事を思い本音を伝えると
一瞬不思議そうに首を傾げたあと
ニコッと笑って機嫌良さそうに話し出した。





「強くなる事に意味は無いんだよ。
強くなる”理由”に意味があるだけ。」






自信満々にそう言い放って
ほんの少し猗窩座から距離をとる。

今これを口で言っても伝わらないと
は分かっているのだろう。

持論は伝えたが強制する気は無いようだ。







猗「何とも珍妙な屁理屈だ。
ひたすらに 武を極める事が既に意味だろう。」





至高の領域へ向かうため武を極める
それ以上の意味も理由も無い。


それだけしか頭にない猗窩座に
は仕方ないよね、と言わんばかりに
困ったように眉を下げ微笑んでから。


コツンコツンと自分の拳で腹を叩いた。




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