【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第26章 命懸けのかまかけごっこ
猗 「「お前と戦いたいっ!!!」」
本当にまともに戦いたいのだ。
ここまで同じ動きで己の拳を避け続ける。
それはつまり
常人のソレではなくおおよそレベルが
同じでなければ成り立たない事。
戦いを好むのなら尚のこと。
目の前に居るのは最高の好敵手な筈なのに。
猗 「「何なんだコレはっ!!!」」
頭を抱え月に叫ぶ2人は随分と滑稽だが
この心の叫びは切実だ。
これでは話も始まらないし
拳で分かち合う…いや、ある意味心は通じたが
この通じ方では何の意味もない。
「あ、猗窩座……不本意だとは思うんだけど
どうやら私達は拳だとやりあえないみたい。」
とりあえず、なにもしない訳にもいかず
お互いあぐらをかいて見つめあっていたが
が何とか沈黙を破り話し出した。
どうしようも無さそうな事実の確認に
ため息を着きつつも頷いて同意してから
猗窩座は顎に手を当てて打開策を伝える。
猗「…あー。お互い避けずに一撃づつ…どうだ?」
「…わ…私一応、人間だからなぁ…。」
まあそれなら、単純な根比べ。
お互いの強さもありありと知れるだろうし
先程の様な滑稽な事にはならないが。
直ぐに治る猗窩座と違いは人間だ。
通常なら猗窩座の攻撃を避けずに受ければ
いくら丈夫であっても単純に死ぬ。
2打目……それが存在するのかすら不確定だ。