【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第26章 命懸けのかまかけごっこ
□鬼と人の世界 (猗窩座)
「(…き、気持ちは…伝わってる。多分。)」
猗「(…お、恐らく…同じ事を考えている。)」
_______あれから数刻。
2人は諦めずに拳を交え続けていたが
お互い 何か に気がついたようだ。
身体は激しく動き続けているのだが
時たま交わる瞳は当初のギラつきが無い。
猗 「「……勝負に…ならない。」」
また同時にまろび出た本音に唖然として
どうしようもない事実に
ついに2人は同時に膝を着いた。
猗 「「…こんなことが………。」」
四つん這いの様な状態で地面に吐き捨てた
小声の呟きは静かな夜によく響く。
まるで、お互いに鏡のように動き
異様なほどに次の手が分かってしまう。
結局それの繰り返しで、おおよそミスなどしない
2人は、ひたすら スカスカ とお互いの攻撃を
避け続けふざけているのかと思うほど
拳が交わることがなかった。
いつか、何か。と続けていたが
恐らくこれはひたすら続くのだろう。