【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第26章 命懸けのかまかけごっこ
「あ”ー。全員小さくして持ち歩きたい!!」
頭を抱えてそう叫ぶに
みんなでひとしきり笑った後、
流石にいつまでもこうしては居られないと
それぞれ またね を交わしてから
弟子たちは帰路へ、は任務へと
寂しさを紛らわせるかのように
颯爽と走って向かった。
「……早く帰らないとね。」
走りながらぽつりと呟く横顔は
笑っているがどことなく寂しげだ。
あれだけ騒いでいたから
静かさがやけに際立って落ち着かないのだろう。
「いやぁ……本当に濃かったな。」
たった3日とちょっと。 それだけなのに
これでもかと言うほど色々あって
とんでもなく濃い 強化合宿 だった。
成果はもちろんあったし、
修行もキチンとこなしたが…沢山泣いて
沢山ドキドキして沢山笑った忘れられない
そんな充実した日々だった。
これだけ楽しんだのだ。
任務にも気合いが入る。成果を上げて
しっかり生きて帰ろう。そんな当たり前の事を
心の中で念じてまた少しばかり速度を上げる。