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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第25章 強化合宿はじめます









「………その手が…あったか。」







彼の最後に情けなくも固執していた私は
この手をすっかりさっぱり忘れていた。


彼の言うとうり、私がとっとと倒せばいい。


イレギュラーな出来事をおこすと
厄介で予測不能な事が起こるから
なるべくしたくないが、結果、
鬼の最後を早めてしまえば良い。


杏寿郎や皆にたどり着く前に
私がこの手でやり抜いてしまえば良い。










杏「……む?…何だ?今度は目を輝かせて…。
どうしたんだ、何か妙だぞ?疲れているのか?」

「明日から、また頑張れそう。」

杏「……そうか。……それは何よりだっ!!」






やっぱり人の背を押すのが本当に上手いな。
なんて思って、単純な私はとても元気になった。


私は何度同じ阿呆な葛藤をすれば気が済むのか。



不安ならば動けばいい。
現に止まらず動いているのが答えだ。


怖いのならばぶち壊せばいい。
それだけの事なのにまた揺れた。


いつもその度に思い出させてくれる
真っ直ぐな彼ともう少し一緒にいたいが
この賑やかだった夜は今はもうだいぶ深い。



私と違い、通常の人間と同じ睡眠をとる
杏寿郎はもう寝なくては辛いだろう。


だから一緒に寝たいな。
と下心なしにそんなことを思った。

しのぶは既に寝ていたし
…今日はこのまま甘えてしまおう。





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