【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第25章 強化合宿はじめます
「……夢で見たの…大人の杏寿郎が
沢山の人を鬼から守って…それで……」
杏寿郎の最後はかっこよかった。
本当にこんな人が居たとしたら
何て素敵なんだろう。そんな風に思った。
そして数奇な因果で目の前にいる
”その人によく似た” 彼はきっとこのまま真っ直ぐ
強くなって ”あの人の様に素敵な人になる ”
だからこそ更に不安でどうにかしたい。
彼はあの場で死ぬべきではないと思っても
責務 をしっかり受け止める事を否定するのは
絶対に違うから、強くなって勝つより他に
残されている道などありはしないんだ。
答えが分かっていても
それが不安なのは、立ち止まらない変わりに
どうか許してもらえたらありがたい。
杏「ふむ…。ならば俺が大人になる前に
鬼を消さねばなんな!!それで解決だ!!」
それで…の後。 死んでしまった。と言えなくて
言葉の詰まった私に酷く優しく微笑んでから
頭を優しく撫でて いつものように
快活な声で そんな絵空事 を言い放った。
なぜか引っ込んだ涙の訳は何となく分かる。