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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第25章 強化合宿はじめます








「もっともっと、
私が安心できるくらい強くなってね。」






お願いだから少しでも早く。


何があるのか分からないから
私の太陽を奪われたくないから

私も出来るものは何でも渡すから
少しでも早く安心出来るくらい強くなって
このどうしようもない不安を消して欲しい。








杏「当たり前だ。俺はいくらでも強くなる。」







その覚悟すら不安になる私は本当に情けない。


私が守り抜けば良い。そんな簡単な話でも
傍に居なければ何もすることは出来ないし。


たぶん、猗窩座が私の知るままだとしたら
今の杏寿郎のこの瞳をみたら
同じ事になるんだろうと不安になる。


迷いがなく真っ直ぐなとても綺麗な目。







杏「が背を預けられる位。
俺なら絶対に死なんと、そう思える位強くなる!」






自分事なら耐えきれても
仲間の未来への不安は拭えなくて

いくら強くなっても自分1人では
どうにもならない事も明確で。


それでも、この真っ直ぐな目を見ると
この傲慢は無駄になどならないと
そんな心地になってとても安心する。


先程感じた 不安 も結局の所

自分が抱く安心感がどれだけ貴重で
普通の人間ではできないことか
それを理解しているからこその不安なんだ。

安心と不安がぐちゃぐちゃに混ざって
目頭が熱くなった事に気がついた時には
もう既に涙が零れ落ちていた。



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