【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第25章 強化合宿はじめます
杏「……日に当たれば鬼は死ぬ。
まあ、そう考えると鬼殺隊の者は
皆太陽なのかも知れぬが…さっきからどうした?」
こんな無責任な絵空事を口にするのは
まだまだ確証も足りないからできない。
それでもこんな意味不明な私の言葉を
否定せず変換して真剣に考えてくれる彼は
本当に優しくてカッコイイ人だと思う。
だから、私は杏寿郎がいないと
どうしても前に進めないんだ。
そんな情けない心情を抱くことは度々ある。
私はこの背の押し方がどうしても好きなんだ。
「ねぇ、杏寿郎。私は何時でも
近くに居れるわけじゃない……。」
ここから見るとまるで杏寿郎は
背で月を背負い込んでいるみたいだった。
太陽みたいな杏寿郎が月を覆って
隠そうとするのに隠せきれなくて
何故かそれに異様な不安を覚えた。
思い出す、私の知ってるあの姿。
時たまそれが死ぬほど不安になる時がある。
猗窩座の存在が現れた。
私はそれに静かに1人でそれに怯えているのは
拭えない事実だし…止まることはなくとも
本当に大丈夫なのか?カナエさんの時のように
また唐突にその時が来たら、その場に自分が
いなくて 杏寿郎が1人きりだったら。
私はそれがあまりにも不安だ。
杏寿郎は絶対強くなる、きっと猗窩座にも
勝てるくらい強くなるけど、今はまだ私より
肉体的には明らかに発展途上。