【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第7章 最終選別
「………これが、私の呼吸?」
そう呟いていると、消えたはずの手鬼の体の上に
小さな少年がポツンと現われた。
その体は透けて光っている。
『…おねぇちゃん。ありがとう。』
可愛らしい声が シンっ…と響く。
「……さっきの、男の子…?」
『ぼく、鬼の中でずっとずっと囚われてたんだ。』
「鬼の…中で…………?」
『君が僕を綺麗な黒い炎で焼いてくれたから、
僕は天国へ行けるんだって!!』
「…それは……どういう。」
『あの炎が、案内してくれたから
僕!お兄ちゃんに会えたんだ。』
あまりにも嬉しそうに話すものだから
それに釣られても微笑んだ。
「…ふふ、良かったね。」
(なんかよく分かんないけど。
…笑ってくれて良かった。)
『じゃ、僕行くね!!お姉ちゃん!
ありがとうー!!!』
そう言って元気よく手を振った少年は
キラキラと消えていった。
消えるまでニコニコと手を振っていたは
スっとと真菰に近寄る。
「初めまして、 です。
あなたの名前は??」
尻もちをついて唖然としている真菰の前に屈み
ニコリと微笑む。
真『ま、真菰!!/////(綺麗な子…。)』
「真菰ちゃん!よろしくね!
とりあえず水辺で手当しよ?」
真『う、うん!』
立てる?と優しく身体を支えて立たせてやる。
そうして2人は
暗い山の中、2人は水の音の方へ歩いていった。