【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第7章 最終選別
「鬼さんっ!!!こちらですよっっ!
…輪廻の呼吸 壱ノ型 浄化壕っ!!! 」
1文字に振り下ろされた斬撃は黒い炎を纏っている。
太い頸はスパリと切れた。
すると攻撃を受けていないはずの真菰が
膝をついて頭を抱える。
真『…。なに、これ…映像が。』
「…どうしたの!?…っ!え???」
手『…頸っ!てめぇ……何だ、何だこれは!?』
は面食らった様にその場に固まる。
首を切られた手鬼の瞳には涙が溢れ、
真菰の目からもホロホロと涙が流れる。
手『……お、俺は。』
「…記憶、だ。こんなこと今まで1度も…。」
鮮明な記憶の映像には戸惑う。
崩れかける手鬼は小さな声で呟く。
手『お兄………ちゃん。』
その声にハッとして、
はそっと手鬼の手を掴む。
「……寂しかったんだね。もう大丈夫だよ。」
優しくそう呟くと、大きな手を撫でてやる。
手『あり………がとう。』
________… 思い出せた、ありがとう。
その言葉を残し、鬼はボロボロと消えていった。
消えていった身体を見つめは立ち尽くす。