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君だけ欲しい【気象系BL小説】

第3章 甘くて苦い




雅「でもさ、翔ちゃんその人の事好きなんでしょ?」
翔「それは、そうだけど、」
雅「だったらちゃんと気持ち伝えるべきじゃないかな。彼女もきっと待ってるよ」
翔「でも、もし答えがNOだったら…」

元々恋の駆け引きとかが苦手で、告白なんて相手が100%俺の事が好きだって確信が持てないとした事ない。それに、仮に智くんに告白したとして彼の答えが「NO」だったら。関係が悪くなっちゃったらって考えたら怖くて。

雅「もう!翔ちゃんの選んだ人でしょう?OKしてくれるよ」
翔「そうかな…でもさ、もし俺が告白して答えがNOで気まずくなったら?」
和「絶対大丈夫ですって!それに、翔さんの好きな人は翔さんの事振って気まずくなっちゃう様な人なんですか?慎重なのもいいですけど、ハッキリ伝えないで同居するのは相手にも失礼ですよ」
翔「そっか…」

智くんが俺の気持ち知って「気持ち悪い」とか「嫌だ」って言う姿は想像出来なかった。智くんならNOでもきっと俺の気持ち受け止めて友達の関係でいてくれるってそう思う。

ちゃんと気持ち伝えないと。貴方の事が好きだって。愛してますって。

翔「…分かった。俺、告白するよ」
雅「おお〜!!!」
和「ダブルベッド買ったら教えてくださいね笑」


身体の中でぐるぐる渦巻いてた感情がスッと抜けて軽くなった感じがした。俺は話を聞いてくれたメンバーにお礼を言って収録に向かった。


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