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君だけ欲しい【気象系BL小説】

第3章 甘くて苦い



翔「今度一緒に住む人が居るから、それで…」

一応「言うなよ」と念押ししてから二人に教えた。まあメンバーは信頼してるから大丈夫だと思ってるけど。

雅「え?!じゃあ彼女?!!」
翔「彼女…ではない」
和「え、彼女じゃないのにダブルベッドなんですか?」
翔「ウッ……それは俺の願望であって…」

俺は智くんの事が好きで同居したいって言ったけど、実際智くんは俺の事どう思ってるか分からないのだ。あの人基本何でも「いいよ」って言うしなぁ…。

和「翔さんのヘタレ…」
翔「違っ!!まだ買うとは言ってないだろ!」
和「そっちじゃないですよ!ダブルベッド買いたいくらい好きで同居も決まってるなら告白しなさいよ!!」
雅「ニノの言う通りだよ!向こうも絶対翔ちゃんの事好きだって!てか、同居すんなら彼女も心の準備できてるでしょ?」
翔「だから彼女じゃないって!!初めは俺の身の周りの生活フォローしてくれるとこから始まったんだよ。だからその流れで同居する事になったっつーか…。俺は好きだけど、相手がどう思ってるかなんて」

完全に俺の彼女だと思ってる二人に相手が智くんだって言うタイミングを逃してしまった。異性で同居ならそりゃあ両思いだって確信するけどさ、相手は智くん。男なんだよ…





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