第2章 君色に染まらせて
翔「ただいま!」
智「しょおくん!!」
翔「うぁ?!ははっ!智くん苦しいよ!笑」
早く帰って来てってずっと思ってたから、鍵を開ける音がして思わず翔くんの胸に飛び込んだ。最初は病み上がりの翔くんが不安じゃなくなるようにって始めたハグだけど、今は俺がしたいから翔くんが何時も帰って来た時はハグをしてる。俺が抱きついて翔くんの胸に顔を埋めると翔くんは何時もぎゅっで俺の背中に腕を回してくれる。翔くんの腕の中はなんかとっても落ち着くんだ。もっと、ずっとこうしてたい。
智「荷物届いたよ。俺のために買ってくれたんでしょ?ありがとう」
翔「喜んでもらえて良かった、!!これで智くんが俺んちで料理出来るかなって思って!」
智「ふふ、これでもっと色んな料理が作れるね」
翔「本当?作ってくれるの?!ありがとう…滅茶苦茶嬉しい」
目をキラキラさせて俺を見つめる翔くんが可愛くて近くに寄って「本当だよ」って笑ったら翔くんは顔を真っ赤にして恥じらいながら「俺も手伝うから今日は一緒にご飯作ろ?」って提案してくれた。