第32章 家族の時間
あの後、それはそれは濃厚なスキンシップをとりましたよ。
頬っぺたスリスリとか、ハグされたりとか。
お膝に座らされて、抱え込まれて、ずっと抱き抱えられてるのが一番恥ずかしかった。
今は、髪の毛をとかしてもらってます。
この後、おじいちゃんが私の為に買ってきた服をいくつか着せ変えましょう。とか言うから、
「そろそろ夕食の時間では?」
「……準備が終わりましたら、また続きを、」
「さあ、早く夕食の準備してください。
私、お腹すきました!」
「そうですか?」
渋々、動くオペラさんを夕食の準備に向かわせた。
こりゃあ、先が思いやられる。
その後、夕食が終わるとおじいちゃんも加わって、何十着も着替えさせられ、パシャパシャ写真を撮られていた。
漸く解放されたのは、明日の事も考えて、寝たいと言った午後10時です。
お風呂に入りたかったけど、そのまま部屋に戻ると寝てしまった。
その日、物凄い量の写メがカルエゴ先生のス魔ホに送られていたことを次の日に学校で文句を言われるまで、知らなかった。
《美雪ちゃん可愛いでしょう?》
《みてみて、僕のお姫様》
《女王様かな?》
《妖精だよ。》
《もう、食べちゃいたいよ》
「アホ理事長!!!!」
カルエゴ先生の叫びがこだましたとかしなかったとか。